堕落園

名古屋のへたれりせら~ブログ。基本的に引きが雑魚

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創立記念日で暇ぽっぽ

D.C.Ⅱも一通りやっちゃったしね・・・。
とりあえずインタビューで小恋の声優さん(名前忘れました)が
ヒロイン視点でってこと言っていたので軽く挑戦。
反省はしていない、だが後悔はしている(ぁ
以下駄文オンパレードと思われるので隠し。
普通にネタバレですしね。

「泊まっていってもよかったのに……」

この人が一体誰なのか、私にとってどういう存在だったのかまだ
私はわからない。
それでも私の心を暖めてくれたあの温もり、私は手放したくないと
心のどこかで思っているのに気づいた。
名前も知らないこの人のことを……。
ううん、きっとこの人は何回も私に名前を教えてくれているはず、
そしてそれを私が覚えていないだけ……。

「いや……今日のところは帰るよ」

遠まわしにもっと一緒にいたいと言ってみたつもりだったんだけど、
どうやらこの人は相当鈍感らしい。
それに何故だろう?今のこの人の顔を見ていると何故だかもう会えない
気がする。
それは私がこの人のことをまた忘れてしまうだけで彼はこの先何度も
私の元に来て、私のことを抱きしめてくれるのかもしれない。
そうは思っても私はついつい「……また、来るよね?」などと
聞き返してしまう。

「ああ、必ず来るって。忘れんなよ」

彼は気づいているのだろうか?無理して笑っているのがバレバレな
くらい悲痛な面持ちをしている。
やっぱり彼は私の元から去るつもりなのだろうか……。

「ええ、忘れないように努力する……」
「じゃあ、また……」

そういうと、彼は視線を私から逸らす。今声をかけて呼び止めないと、
永遠に彼は私の元からいなくなってしまう。
それが解っているのに私には何も言えない。
さっき彼に抱いてもらったときに私を突き動かしていた私の中の私が
呼び止めなさいと言っている。
だけど、私は何もできないだって私は彼の名前すら解らないのだから……。

「…………あ」

突然彼は何かを思い出したように自分のバックの中をあさり始めた。
私はほっとしている自分に気づき、それを悟られぬようにあからさまに何?
という顔をする。

「悪い。忘れてた……」
「……?」

一体何のことを謝っているのか解らなくて私は更に小首を傾げた。
彼はバッグの中に綺麗にラッピングされた何かを取り出すと、
再び私を見つめなおした。

「あやうくもって帰るとこだったよ……」

そう告げると自分の時計を除きこむと「よかった。まだ今日だな。
ギリギリセーフだ」
と言ってそのラッピングされた何かを両手に包み込むようにして私に
差し出してきた。

「これ……お前の誕生日プレゼントにって買っておいたんだよ。
……あらためて、おめでとう」
「………………」

彼からそのプレゼントを受け取ると瞬間、頭の中が真っ白になる。
あぁ、私はまたこの人を忘れてしまうのだろうか……。
もう会えないかもしれないのに、忘れてしまうのだろうか。

「大したものじゃないけどな。お前のために選んだんだ……」
「………………」

何も解らなくなる。
いやだ……忘れたくない。もう忘れたくないのに……。
貴方の事、ずっと覚えていたいのに……義之……。

「え……」

今、私は誰に助けを求めたのだろう……。
私の驚きには気づいていないのか、義之はもう去り始めている。
義之……誰だろう?ううん、義之は……そうだ、義之は私の大切な……
そうだ、義之を呼び止めなくちゃ。

「あの!」

次第に頭の中がクリアになってくる。
ううん、忘れていたこと全てを思い出したわけじゃない。
だけど、今私の元を去ろうとしている義之とのかけがえのない思い出が……。
そう、覚えている。だから、呼び止めなくちゃいけない。
私の声が届いたのか、義之は歩みを止める。だけど、こっちを向いてく
れない。

「待って、義之!」
だから、私は彼の名を呼ぶ。大切な何者にも変えがたいその名を、
できる限りの満面の笑みで。

気持ちが届いたのか、うつむき加減に歩いていた義之は驚いたよう
に顔をあげると慌てて私のほうを振り向いてくる。

「ありがとう、義之!!」

そういい終えるとほぼ同時に義之は私を抱きしめる。
暖かい……ずっとこのままこうしていたらと思える幸福な時。




「……んず」

あれから二十日ほど経つ。
今日は日曜日。前の水曜日に期末考査の結果が帰ってきて、
今日は打ち上げという名目のデート。
だから、今は義之と2人きりで商店街を歩いている。

「おい、杏」
「え……どうしたの?義之」
「どうしたの?じゃないだろ。さっきからぼーっとして」

確かに考え事をしていたけど、私はそんなに呆けていたのだろうか。
「なんでもない」と呟くと、私は彼の腕に飛びついた。

「あ、杏」

予想通り義之は顔を真っ赤にするも、優しく微笑んでくれる。
何度見てもくすぐったくてしい気持ちになれる。
っとそれじゃ私も義之と同じかな。

義之のこと、もう絶対に忘れないなんて保障はどこにもない。
だけど、この笑顔を見ていると不思議ともう絶対に忘れないと
思えてくるから不思議。
桜が枯れ始めた義之のことを忘れてしまうかもしれないという
不安はもう私の中にはない。
あえてあげるなら本校にあがって同じクラスになれるかということ
くらいなものだ。

ようは気持ちの持ちようなのかもしれない、桜が枯れた頃の私は、
記憶力が元に戻ったということからもしかしたら義之のことを
忘れてしまうかもしれないという考えがあった。
でも、義之のことを思い出したあの晩から今日まで、もう絶対義之の
忘れないという確証に溢れている。

だとしたら、もう大丈夫。
だって、他の何を忘れたって、義之のことは絶対に忘れないという
決意に満ちているから。



いや、やっぱ後悔はしてるよorz
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  1. 2006/06/07(水) 16:34:53|
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